アルミを使ったプロダクトで、コンサートと地域を盛り上げました
富山市のコンサートで企業と学生が製品開発したアルミ製の譜面台が使われました。
- 人材育成
2024年3月30日、富山市市民プラザで「バッハの音刻~神と人のはざまにて~」のコンサートが行われました(主催:Ensemble HIBIKI、後援:富山市)。
Ensemble HIBIKIは、歌で地域をつなぐ“Hermony for SDGs”プロジェクト、世界共通の目標である「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成を目指し、音楽によるハーモニー(調和)を通して地域におけるSDGsの「共感」の輪を広げるプロジェクト(パンフレットより引用) に取り組んでおられます。
指揮は東福光晴さんが行い、バッハ作品の魅力やメッセージを音楽に乗せて会場の皆さんに届けました。
今回のコンサートにおいて、県内の鋳物メーカーや富山大学の学生など共同で製作したアルミ製の譜面台が一部で使用されました。この譜面台は、富山大学がアルミリサイクルの研究で事業採択を受けた「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」の一環として、魅力的なアルミ製品を開発する人材育成プログラムの中で生まれたものです(人材育成プログラムリーダー:富山大学 白鳥教授)。
日本の伝統の技である組子細工を、富山が誇るアルミで表現しており、加工がしやすいアルミならではの繊細なデザインとなっています。また金属の中でも軽いアルミは、コンサート会場から自宅へ楽々と持ち運ぶことができます。デザイン性と機能性の両方を併せ持つ譜面台で、演奏者の気持ちも盛りあげてくれたことでしょう。
今後も、魅力的なアルミ製品の開発から持続可能な社会づくりまで、地域の皆さんとともに学び・考え・協力していけたらと思っています。