【活動報告】令和7年度 第1回 先進軽金属材料研究集会 -ARC・COI-NEXT研究成果公開発表会-を開催しました
11月20・21日に「令和7年度 第1回 先進軽金属材料研究集会 -ARC・COI-NEXT研究成果公開発表会-」を、富山大学(五福キャンパス・高岡キャンパス)にて開催しました。
- イベント
- 研究

11月20・21日に「令和7年度 第1回 先進軽金属材料研究集会 -ARC・COI-NEXT研究成果公開発表会-」を、富山大学(五福キャンパス・高岡キャンパス)にて開催しました。
2日間を通して登壇者を含む39名が参加し、先進アルミニウム国際研究センター(ARC)と、富山循環経済創生に向けた産学官民共創拠点(富山COI-NEXT)のプロジェクトに参画する企業や官公庁を中心とした関係者が一堂に会しました。
1日目は両プロジェクトの報告会として、冒頭で柴柳敏哉教授(富山大学)による挨拶とともに、両プロジェクトの推進状況について説明が行われました。今後も一貫したアルミリサイクルの研究と循環経済の創生に向けて、産学官民で連携を取りながら富山から発信していきたいと挨拶いただきました。
ARC特別セッションではDr.Peansukmanee,Somporn(KMUTT,Thailand)を招いて「International Collaboration」(ARC活動報告)と題した講演が行われました。リサイクルされたアルミニウムは割れの原因となる要素が含まれており、プロセスを経ることでその要素が蓄積されいくため、接合において様々な工夫が必要であることが説明されました。
続いてCOI-NEXT研究成果報告として、各研究課題のプロジェクトリーダーである松田健二教授(富山大学)、小野英樹教授(富山大学)、佐伯淳教授(富山大学)、野村和史准教授(大阪大学)、平木岳人特任准教授(東北大学)から、それぞれの研究の進捗状況が報告されました。
発表後には討論会が行われ、研究課題に対する質問や社会実装に向けた意見交換が活発に行われました。
2日目は研究拠点である富山大学高岡キャンパス内の「軽金属材料共同研究棟」の見学を実施しました。アルミニウム溶解精錬システムや400MT直間複動押出し加工プレス機などの研究設備について解説が行われ、参加者から積極的な質問が寄せられました。
今回の研究集会を通じて、プロジェクトの課題共有を図るとともに、今後の推進に向けて一層の連携強化に努めてまいります。







