富山循環経済モデル創成に向けた産学官民共創拠点

令和５年７月１２日（水）、参画企業の株式会社エムダイヤ様（富山県滑川市・森弘吉社長）を訪問しました。

とやまアルミコンソーシアムのアルミサンドボックスワーキンググループの企業訪問に同行させていただきました。

エムダイヤ様は、リサイクルプラントの企画から設計・製作・販売までを自社で手掛けるメーカーです。

光ケーブルや自動車部品といった異素材混合物を破砕・分離する技術に強みをお持ちです。

「都市鉱山」からレアメタルなど目的の素材を回収してリサイクルするには、分離・破砕機、切断機、基板剥離機などの設備が欠かせません。

当日は、本社工場を見学させていただき、電子基板からレアメタルなどを含むチップを剥離する工程、自社開発のIoTモジュールを使った遠隔モニタリング・操作を見せていただきました。

同社では、リサイクルに必要な設備を手掛けるだけでなく、資源循環の新たなビジネスモデル構築にも取り組んでおられます。

2020年には、取引先の電線メーカとリサイクル業者を仲介して、廃棄されたアルミ線をリサイクルする事業に参入されたそうです。

立山町に今年建設した新工場では、こうしたリサイクルの新たな仕組みづくりに重点を置いて事業を展開されるそうです。

地元の小中学校にリサイクル教育のための教材を提供する取組みも計画されているそうです。

当拠点では、アルミニウムのリサイクル技術開発だけでなく、資源循環社会に欠かせない、リサイクルを推進する「コトづくり」に取り組む地元企業様を応援していきます！