【課題4】参画機関向け人材育成プログラムで、YKK AP様の黒部製造所を訪問しました。
令和5年7月11日(火)、課題4:リサイクルアルミニウム新市場開拓における人材育成支援の
参画機関向け人材育成プログラムで、幹事企業のYKK AP様の主要製造拠点である黒部製造所を訪問しました。
アルミニウム関連企業の方を中心に、12名にご参加いただきました。
工場見学では、原料であるアルミニウム地金を溶解炉で溶解、円形の鋳型に流し込み、プールで冷却することで円柱状の鋳塊「ビレット」を製造する工程、
押出機で金型に高い圧力で押付けることでアルミ形材を押出して、アルミサッシをはじめとした最終製品に近い形にする工程を見学しました。
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その後、親会社のYKK株式会社様のご協力の下、ペットボトルからの再生樹脂などを使用した環境配慮型ファスナー製品の開発担当者の方にお話を伺いました。
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リサイクル素材を回収する難しさや、新技術を適用することによる色味などの課題解決、消費者に環境価値を伝える戦略についてお話いただきました。
ファスナーを付ける製品の購買層によって再生素材の比率を変えていたり、リサイクル製品であることを視覚的にわかりやすくするため、テープの織り方を変えるといった工夫をされているそうです。
私たちの拠点ではアルミニウムのリサイクル技術を開発していますが、技術課題を解決し、製品化していく上でのヒントをたくさんいただきました。
夜は、希望者による懇親会も開催し、交流を深めました。
次回は同じく幹事企業の三協立山様を訪問予定です。