【活動報告】高岡市民の方々が富山大学高岡キャンパス内の軽金属材料共同研究棟を見学されました
「アルミニウムリサイクルで誇れる街にしていきましょう」地域の方との交流を行いました。
- 人材育成
富山大学高岡キャンパス内にある「軽金属材料共同研究棟」で、近隣にお住まいの「二上地区健康づくり推進懇話会」の皆様に向けて施設見学が行われました。
「今から5つ、アルミニウムでできているものを思い浮かべてください」、と話し始めたのはセンター長の柴柳教授(富山大学)。富山県とアルミ産業の関わりや、アルミリサイクルの重要性についてユーモアを交えながらお話をされました。当施設を拠点としてアルミニウムリサイクルの研究・開発が進められ、子や孫にアルミの誇れる街として引き継いでいけるよう一緒に頑張ってもらえたら嬉しいです、と締めくくり、研究設備の見学に移ります。
アルミニウムを溶かして不純物を除去する工程を担う「溶解精錬システム」や、アルミ成形を行う「複動押出機」、原子レベルまで観察できる「走査透過電子顕微鏡」など、実際の機械を前に説明を受けます。
解析結果をわかりやすく説明する土屋先生。
「スーパーでお肉やお魚を買うときに、産地や加工日などを見るでしょう。海外では、金属もいつどのようにリサイクルされたのかを説明するよう求められているのです。」と地域の方に説明する柴柳先生。
二上地区健康づくり推進懇話会の会長より、「今後もこの研究を続けていただき、一緒によりよいまちづくりに向けてこれからも交流していけたら嬉しい」とお言葉をいただきました。
「軽金属材料共同研究棟」では引き続きアルミニウム研究を進めていくとともに、地域の皆さん・企業と協力していきながら、よりよいまちづくりや循環型社会を目指していきたいと思います。