研究開発課題

Projects

【課題の背景】


アルミ100%資源循環を達成するには、合金元素の制御は不可欠です。
しかし、アルミリサイクルの実操業において、精密な元素の濃度の制御は、難易度が高い上にコスト高の要因になってしまうため、ある程度、広い許容範囲が必要です。
その場合には、悪影響を及ぼす元素(ネガティブ元素)の挙動に関する学術的な裏付けが必要です。
本研究では、材料組織の存在とともにその体積率なども、物性値に大きく影響を与えると思われ、ミクロとマクロの両方の視野が必要となります。
また、単独の添加元素や2つ程度の添加元素の影響については過去の研究データがありますが、実際のスクラップには様々な元素が複雑に入っていますので、それらの相乗効果も考える必要があります。
現状では、不純物として3種類以上の複数元素の相乗効果も踏まえた研究は非常に少なく、リサイクル性に優れた合金開発の妨げになっています。

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